SKYTRAX・2014・5スター・獲得
ANA、羽田に新風を巻き起こした。
ANA世界トップを堅持、
今回、ANAは二年連続SKYTRAXランキングで“5スター”を受賞した。
現在、世界の航空会社の数はわからないが、今や各航空会社は卑劣な戦いをしている、それはお客の取り合いだ、LCCの出現で更にその激しさは増している。
各飛行機会社はお客獲得に何をしたら効果があるのか悩んでいるのが現状だ。
安全性、乗り心地、目的地までダイレクトに運行する、そして、すべての業務(出発前の段取りなど)を簡素化することも大事なことだ。
しかし、一番大切なことは、お客に対する“サービス”だろう。
サービスという言葉は、あらゆる意味を持つ、どう解釈するかはその業務の内容によって変わる、価値観のとらえ方で決まる。
しかし、人を運ぶという作業でのサービスは、総体的に基本は同じだろう。だから、各社とも独自のサービスという枠を作ることが必要となる。

世界の航空産業はますます熾烈な戦いのなかで客の奪い合いが行われている。
サービスという言葉をどう現実として捉えていくことができるかで、これからの世界航空業界を勝ち抜く大きなカギとなることは間違いない。
新羽田は、成田と違って昼夜活躍するエアポートだ、ハブ空港に変身する。
ラウンジの必要性は計り知れない、顧客たちの利便性、安心感、そして、何より航空会社への信頼度が試される。
いままで、国際空港として日本の玄関口は成田がその役割を果たしていた。
成田空港の良さは、第一に挙げられることは安全度が高い、そして、ゆったり感にあることだろう。
しかし、現在の世界の空港に求められていることは、オールランドエアーポートだ。
ハブ空港としては勿論だがそれ以外の多くのサービスエンターテイメントが求められていることは確かだ。
現在の羽田に求められている最大のポイントは、サービスエンターテイメンの構築だ。それによって、世界に新しいハブ空港スタイルが誕生する。
日本の航空会社、JAL,ANAの熾烈なサービス合戦が今スタートした。
まず、ANAは、国際線運航に際して、
B777-300型機に新しいビジネスクラスシートを新設した。
全席通路アクセスできる余裕の「スタッガード配列」・STAGGERED・シート。
内実共にANA長距離路線のスタンダードになる。
B787-8にも同様のシートが装着される予定が組まれている。
更に
ANAラウンジの変貌だ。
いままでの常識を真っ向から打ち破ったラウンジが2014年春羽田に生まれた。
国際線から国内線乗継が快適、簡単、ネットワークが大幅に拡大。
ハブ空港としての役割を完全可能、昼夜を問わずの運行を確実、世界の航空ネットワークへ,そして、何より、サービスの充実だ。
ラウンジといえば、旅行者がフライト前に時間を費やする場所にすぎなかった。
要は、航空会社の待合場所、出発する時間までお茶でも飲んでお過ごしください、という場所だ、それも、ファーストクラス、ビジネスクラス、ある種のカードを持参している人たちだけに与えられている特権だ。
勿論、多くのお金を航空券に使っていただいているゲストに対する、サービスの一つだ。
しかし、あくまで、事務的な中に若干のサービスが加算されているだけの、サロンだった。
それを、根本的に変貌させた。
ラウンジの新設だ。
現在のラウンジがある場所から少し離れている国際線ターミナルエリアに新に
ラウンジが出現した。
現行のANA SUITE LOUNGE および、ANA LOUNGEのフロアを大幅に拡張してゲストに快適な旅のプロローグを味わってほしいというコンセプトのもとで増設した。
ANAが目指している新しいハブ空港ラウンジのスタイルは、お客が待ち合わせだけに利用しているだけでなく、活気あふれる“タウン”に仕上げることだ。
そのために多くのエンターテイメントの存在が必要になってくる。
その一つが、ラウンジでの“料理人”シェフの存在が挙げられる。
夜遅く出発する際、一番気になるのは食事だ、空港での食事エリアの営業は終了している、
24時間営業の店は街の中ではあるが、空港内(搭乗うエリア)では難しい。
今までの日本の空港の営業時間は決められていて、ハブ空港(Airline Hub)ではなかった。
今回新しい羽田空港は日本で初めての世界的なハブ空港としてオープンした。
そのため、ANAがその先端を切って、意味を持つ“ANA・ハブ・ラウンジ”をオープンした。
調理人を常時置くことで今までのラウンジにない食事の躍動感が起きる画期的な試みに挑戦するANAの戦略は深い。
そのほか、ラウンジ内はまさに、街の中心地を思わせるエンターテイメントの賑やかさがあり、憩いの宝庫だ。
ラウンジの内容は、改めえて随時紹介していく予定だ、ご期待ください。
広報提供・ラウンジ写真(イメージ)
企画・制作・Nagasawamagazine
フォトグラファー・五頭 輝樹
協力・写真提供・ANA広報部・山本 直子