SKYTRAX・2019・5スター・獲得
ANA、羽田に再び、新風を吹く

1. ANAグループは、英国SKYTRAX社(*)による「World Airline Awards」にて、空港サービス全般を評価する「World’s Best Airport Services」と、国際線ビジネスクラスの機内食を評価する「Best Business Class Onboard Catering」の2部門で最も優秀な航空会社として選ばれました。「World Airline Awards」は、世界中のお客様によるオンライン形式のアンケート結果などに基づき決定されるもので、「World’s Best Airport Services」が2017年に続き7度目、「Best Business Class Onboard Catering」は今年受
賞となります。
World’s Best Airport Services
空港サービス全般で最も評価の高い航空会社に贈られるアワードです。日本のみ
ならず、世界の就航地空港におけるANAスタッフのサービス品質の高さが評価さ
れました。空港スタッフは、搭乗手続きカウンター・ラウンジ・搭乗ゲートなど
お客様が過ごす各シーンにおいて、お客様一人ひとりに寄り添ったきめ細やかな
サービスの提供を心掛けています。また、より便利でスムーズな搭乗を実現する
ため、下記のような取り組みを行っています。
· ・羽田空港、新千歳空港に続き、福岡空港に自動手荷物預け機
「ANA Baggage Drop」を導入、カウンターのレイアウトやデザインも一新
しました。
· ・隈研吾氏監修のもと、伊丹空港・福岡空港・那覇空港のANA国内線ラウンジ
をリニューアルしました。
· ・よりゆったりした空間でおくつろぎいただけるよう、成田空港第4サテライト
のANAラウンジを増床しました。
· ・羽田空港国際線ターミナルのANAラウンジの営業時間を拡大しました。
· ・搭乗手続きカウンターやラウンジにて、お客様が求めるサービスを的確に把
握し対応できるスタッフを育成するためのロビーサービス教育を新たに実施
し、接遇力向上に努めました。
Best Business Class Onboard Catering
国際線ビジネスクラスの機内食において最も評価の高い航空会社に贈られるアワ
ードです。ご好評いただいている有名シェフ・レストランとANAシェフチームの
コラボレーションによる「THE CONNOISSEURS(ザ・コノシュアーズ)」に加
え、お客様からのご要望にお応えし、洋食コースメニューの充実や、朝食メニュ
ーのバラエティを増やすなどの工夫を行ったことが評価されました。
· ・洋食コースメニューメインディッシュのボリュームアップやチーズチョイス
を拡大しました。
· ・朝食についての様々なご要望にお応えすべく、コンチネンタルブレックファ
ーストの追加やシリアル・ヨーグルトなどの導入を行いました。
· ・ベジタリアンニーズに対応できるよう、メニューにベジタリアン対応マーク
の表示を行いました。
· ・ドイツ・ベルギー発便にて現地の有名シェフとのコラボレーションメニュー
を提供するなど、海外発便における機内食の更なる充実に取り組みました。
·
ANAグループはSKYTRAX社の世界最高評価である「5スター」に7年連続で認定さ
れた航空会社として、今後も安全を第一に高品質な空の旅をお届けしてまいりま
す。
·
SKYTRAXとは
SKYTRAX社は1989年に創立され、英国ロンドンに拠点を置く航空産業の格付け会社。「1スター」から「5スター」の星の数で航空会社を格付けする「World Airline Star Rating」のほか、毎年、SKYTRAX社独自のオンラインアンケートなど各種顧客調査にもとづき、300社を超える航空会社を対象に評価・表彰を行う「World Airline Awards」も行っている。
ANAは「World Airline Star Rating」で2013年から7年連続で「5スター」を受賞。
また「World Airline Awards」におけるANAグループの受賞実績は以下の通り。
◆2011年 World’s Best Airport Services, Staff Service Excellence, Asia
◆2012年 Best Transpacific Airline
◆2013年 World’s Best Airport Services, Best Cabin Cleanliness
◆2014年 World’s Best Airport Services, Best Transpacific Airline
◆2015年 World’s Best Airport Services, Best Airline Staff in Asia
◆2016年 World’s Best Airport Services, Best Airline Staff in Asia
◆2017年 World’s Best Airport Services, Best Airline Staff in Asia
◆2018年 World’s Best Airline Cabin Cleanliness, Best Airline Staff in Asia
◆2019年 World’s Best Airport Services, Best Business Class Onboard Catering
· SKYTRAX社「World Airline Awards」の2部門を受賞!
ANA世界トップを堅持、
今回、ANAは二年連続SKYTRAXランキングで“5スター”を受賞した。
現在、世界の航空会社の数はわからないが、今や各航空会社は卑劣な戦いをしている、それはお客の取り合いだ、LCCの出現で更にその激しさは増している。
各飛行機会社はお客獲得に何をしたら効果があるのか悩んでいるのが現状だ。
安全性、乗り心地、目的地までダイレクトに運行する、そして、すべての業務(出発前の段取りなど)を簡素化することも大事なことだ。
しかし、一番大切なことは、お客に対する“サービス”だろう。
サービスという言葉は、あらゆる意味を持つ、どう解釈するかはその業務の内容によって変わる、価値観のとらえ方で決まる。
しかし、人を運ぶという作業でのサービスは、総体的に基本は同じだろう。だから、各社とも独自のサービスという枠を作ることが必要となる。

世界の航空産業はますます熾烈な戦いのなかで客の奪い合いが行われている。
サービスという言葉をどう現実として捉えていくことができるかで、これからの世界航空業界を勝ち抜く大きなカギとなることは間違いない。
新羽田は、成田と違って昼夜活躍するエアポートだ、ハブ空港に変身する。
ラウンジの必要性は計り知れない、顧客たちの利便性、安心感、そして、何より航空会社への信頼度が試される。
いままで、国際空港として日本の玄関口は成田がその役割を果たしていた。
成田空港の良さは、第一に挙げられることは安全度が高い、そして、ゆったり感にあることだろう。
しかし、現在の世界の空港に求められていることは、オールランドエアーポートだ。
ハブ空港としては勿論だがそれ以外の多くのサービスエンターテイメントが求められていることは確かだ。
現在の羽田に求められている最大のポイントは、サービスエンターテイメンの構築だ。それによって、世界に新しいハブ空港スタイルが誕生する。
日本の航空会社、JAL,ANAの熾烈なサービス合戦が今スタートした。
まず、ANAは、国際線運航に際して、
B777-300型機に新しいビジネスクラスシートを新設した。
全席通路アクセスできる余裕の「スタッガード配列」・STAGGERED・シート。
内実共にANA長距離路線のスタンダードになる。
B787-8にも同様のシートが装着される予定が組まれている。
企画・制作・Nagasawamagazine
協力・写真提供・ANA広報部・