ワインセレクション 2015
ワインセレクション要の二人
「シニア・ソムリエ・井上と、マスター・オブ・ワインのネッドが、ワインの本質を見極め要になって引っ張っている。だから、ワインセレクションは万全だ。彼らの言葉は熱い。ワインセレクションに賭けるエネルギーは半端ではない。ANAワイン、世界の空で華麗に乾杯!!」


TOP FIVE
WHITE WINES
INTERNATIONAL
FIRST CLASS
TOP FIVE
RED WINES
INTERNATIONAL
FIRST CLASS
に選ばれたAll Nippon Airways
Ned Goodwin
究極の香りを求めるマスター・オブ・ワイン

ネッド・グッドウィンはANAのワインセレクションには欠かせない一人だ。
ワインのことを語らせたら話が止まらない。情熱を常に心に抱いている。
今年のワインセレクションについて印象を聞いてみた。
「良いバランスを感じます」
昨年の課題を踏まえ、今年はしっかりとテーマを持って臨んでいるので、より良い結果が得られるのではないかと評価しているのだ。
「最終選考の段階でも、2013年より広範囲なワインを取り入れていたのはよかったです。日本人に親しみのあるボルドー、ブルゴーニュだけではく、スペイン、チリなどのワインも候補に入っていた為、私自身選考の楽しみが増しました」
ANAのメンバーとは、毎年、課題を抽出し、話し合いの上ワインの選考を重ねてきた。今年は特に「カテゴリー」をしっかりさせ、それに従って進めてきたと話してくれた。具体的なワイン選定の話も満足しているように見えた。
「お客様には、できるだけ品質の高いワインをファーストクラス、ビジネスクラスでは召し上がって頂きたいですね。ANAの2015年ワインには期待してもらっていいと思いますよ」
今回のワインセレクション・2015は厳かに、華やかに、楽しめたとも話した。
インタビュー・nagasawamagazine
井上 勝仁
ワインと食のマリアージュへのコダワリ

年の6月から始まった、2015年ANAの機内・ラウンジで提供するワインを決めるセレクションは万全だ。それは、このプロジェクトを引っ張る、シニアソムリエ・井上 勝仁が全体をしっかり把握しているからだ。
候補ワインをセレクトするポイントは何ですかという問いに、
「今、はやりの物。個人的にはラベルがきれいなもの。ボトルの形状なども考慮しています。でも一番大事なのは、お客様が満足してくださるものを選ぶ事ですね。そのために、CA達からお客様の声を聞いて、それを参考にしています」
井上は、自分を主体に選ぶのではなく、客室乗務員たちが集めてくれたお客様からの生の声を大切にしていると強調した。
そして今回は、一つのカテゴリーの中にテーマを作ったと話してくれた。
井上が掲げたテーマとは「味覚」だ。人が感じる甘味、酸味、塩味、苦味、旨味といった味覚に対応したワインを選ぶ。
機内のスペースには限りがあり、全ての料理に合わせたワインを多種搭載することはできない。そこで食べ物に含まれている味に合わせたワインを提供することで、あらゆる料理に合わせることができると言う。「例えば、和食の中の少し塩味の利いた卵焼きに合わせるのであれば、塩味に対応する爽やかな白ワインをお勧めします。ワインをお客様に満足していただくためには、機内の担当者、すなわち客室乗務員に我々が今のようなことをレクチャーし、お客様にその意図を伝えてもらうことが大切だと考えています」
以前は、機内の環境は地上とはかなり異なるもので、乾燥も強く味覚も変化したため、機内の雰囲気(気圧など)を読み取りながらワインを選んできた。いまは、機内も地上とほとんど同じ環境となっているのに、ワインだけ以前と同じように選んでいてはおかしいと語る。そのため、現在は地上でのテイスティングで十分となっている。
「機内環境の進歩に合わせてお客様に提供するワインも変わっていきます。そのために毎年開催しているのが“ワインセレクション”です」
そして最後に、
「お客様に満足していただけるように手配を完璧にしていくことこそ、私の務めです」
そう締めくくってくれた。
インタビュー・nagasawamagazine
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