NAGASAWA Magazine|ながさわマガジン

ANA ワインセレクション・2015

酒好 一男・特別寄稿 ~ANAのワインに酔う~

こんにちは、酒好一男です。

 Nagasawaマガジン7月号で、ANAの日本酒選考会についてお知らせしましたが、今回は永澤編集長のお供で、ワインセレクションの取材に行ってきました。

ANAは、英国のBusiness Traveller誌が選ぶ2013Cellars in the Skyのファーストクラスワインセレクション、およびポートワイン「グラハム・トゥニー 30年」で、銀賞、銅賞、ビジネスクラスでは「シャンパーニュ・シャルル・エイドシック・ブリュット・レゼルヴ」が銀賞を受賞しているほど、ワインに力を入れています。

Business Traveller誌は、世界中を飛び回るビジネスパーソンのために旅行関連情報を満載している、世界的に評価の高い旅行専門誌です。

エントリーされたワインは2400銘柄

 今回のワインセレクションは2015年3月から国内線プレミアムクラス、国際線エコノミークラス、ビジネスクラス、ファーストクラス、ANA LOUNGEANA SUITE LOUNGEで提供するワインを選考する会で、2日間かけて行われました。

選考には、ANAが誇るTHE CONNOISSEURSのメンバーであるシニアソムリエの井上勝仁氏、世界でも数少ないワイン業界における最高峰「マスター・オブ・ワイン」の称号を持つネッド・グッドウィン氏、ANAケータリングサービスのシェフ、ソムリエ資格保有ANA客室乗務員他をはじめとして、カテゴリー別に全1520名が当たりました。

厳選された314銘柄の中から専攻される

選考にエントリーされたワインは15ヶ国、約2400銘柄(種類)。フランス、ドイツ、イタリア、アメリカだけでなく、スペイン、チリ、アルゼンチン、ハンガリー、南アフリカなど、いわゆるニューワールドのものまで広い範囲から厳選された全314銘柄(種類)。

酒好一男注目のブドウ種、スペインのテンプラニーリョや南アフリカのピノタージュ、シュナンブランなどは選ばれているのでしょうか?

15個のカテゴリに分けられて審査されていく

シニアソムリエの井上氏によると、「今回はカテゴリーごとに味わいの違いや強さ、バランスの良いもの等、それぞれにポイントを設けており、そのポイントを意識しながら外観・香り・味わいを総合的に評価、点数をつけてもらった」とのこと。

どんなカテゴリーかというと、たとえばファーストクラスは、白ワインがシャブリ、日本、リースリング、USAなど、赤ワインがブルゴーニュ、ピノノワール、日本、USAなど全部で15のカテゴリーに分かれており、それぞれ1品ずつ選ぶということで、選考委員の大変さがしのばれます。


さらに、機内に搭載できる本数には限りがあるため、機内食すべての味わいに合わせるワインを選ぶことはできないため、人間の5つの味覚「甘味」「酸味」「塩味」「苦味」「うま味」に合わせることを考えているそう。


選考委員の皆さんは、一つひとつ飲んでいては酔っぱらってしまうので、口に含んでは捨ての繰り返しです。酒好きとしてはもったいないと思ってしまうのですが、厳正な審査なのでしかたありません。

すべては人の味覚がたより

選考はまず、ブラインドで評価がなされ、点数を付けた後にその正体が明かされる形式でした。


マスター・オブ・ワインのネッド氏によると、「今年は去年よりカテゴリーが増えて、よりよいセレクトができると思います。今回選ばれるラインナップが日本のみなさんがワインを選ぶ際に参考になればいいと思っています」とのこと。

家庭でも、ボルドー、ブルゴーニュなど、日本人に親しみのあるラインナップはもちろん、スペイン、チリなどの手ごろな価格のワインも愉しんでほしいと語っていました。

厳正なる審査が続いています。



結果はどうだったのでしょうか?

最後にCS&プロダクト・サービス室・商品戦略部の室園氏は、「これから目指していきたいのは、日本のエアラインならではのきめ細かいサービス。機内で提供できる数には制限がありますが、たとえば、料理に合わせて様々なワインをお愉しみいただくことを考えていくことです」。

確かに、機内食に合わせて異なるワインが次々と出てきたら、それはそれは楽しい旅になること間違いありませんね。

 

Nagasawamagazine・編集部・酒好 一男