NAGASAWA Magazine|ながさわマガジン

ANA・パンの誘惑

心憎いANAパンの演出

フランスパンは、小麦粉、塩、酵母(イースト)、そして水だけを使って作る。

多くの人たちに愛され、街のどこかでバケットの香りがする。

棒という細身のパンだ。

フランスで最も愛され、食べられている。

パリジャン、バタール、クッペ、プール、とまだまだ種類はある。

そんなほのかな甘い香りが、いま、ANA機上に登場している。

呼び起こすパンの小宴の始まりをスタートさせた。

ファーストクラス、ビジネスクラスは以前から、ANAパン工房で作られたパンを提供していたが、エコノミークラスでは自社パンを提供できていなかった。

今回、全クラスにANA独自のパンを提供する。

著名なホテルで修業を得てANAペストリー部のトップとなった、香取 伸亮が、ANA国際線就航以来、ペストリーの味を支え、その味を世界に通用するレベルまで高めてきたベテランシェフ・高橋正巳(ペストリー参与)と、タッグを組み新たな機内食パンを作り上げた。

すでにANAは世界パティスリーの頂点を極めた“ピエール・エルメ”がいる。

その存在感は意味が深い。

しかし、飽くなき挑戦こそが成功のカギだと信じているANAペストリーストリーの確かな技術が、更に今回の「ANAグループ・羽田ベーカリー」新設を待ち望んでいたに違いない。

お米民族の我々は、いつからパンに魅了されたのかは、定かではない。

しかし、「パンの魅力」に我々は完全に押されていることは確かだろう。

航空界でも無視できないのが現状だ。

いま、ANA機上は、季節感いっぱいの素材に包まれたお皿の上の小さな芸術品に酔うに違いない。心憎い香りの「パンの誘惑」に誘われてみたい。

企画・取材・写真・nagasawamagazine・編集部(2015・11・25)