阿部 寛・写真の旅
モントーク・ノースフォーク そして素敵なホテル
いよいよ、ハンプトンズの旅も終わりになります。
最後は細長い半島ハンプトンズの東端に位置するモントーク、
岬からは大西洋の荒れた海が眼下に広がり先はヨーロッパに繋がります。
有名店が多く並ぶシーフードレストラン街

そのほか豊富な魚介類揃っていて、
それに合わせるかのような
大西洋の潮風が
美味しいワインも運んでくれます。
冬は厳しいが海の産物は豊富。
海岸沿いを歩いていくと“ザ・プラザ“と呼ばれる街の中心には、ロブスターの絵が看板にあるシーフード・レストランが並んでいます。
日本では高価なロブスターですがモントークでは美味しくて手頃なロブスターを売りのレストランがあちこちに点在し、NYマンハッタンから車で食べに来るほど有名店が多く著名人たちで週末は賑わっています。

ハンプトンズはワインの生産地としても知られていますが、
もう少し北にあるノースフォークのほうが有名です。
そして、カヤック、ダイビングなどのマリンスポーツ店や、自転車、
バイクなどのレンタル店も多く見られ、リゾートとしてのアイテムには事欠けません。
しかし、何といってもハンプトンズの楽しみはヨットです、大西洋の荒海を豪快にクルージングする楽しさは格別です。
そのためには、やはり一泊してじっくりとハンプトンズを味わうのがいいでしょう。
モントーク・マナー・ホテル


モントークの海を見下ろす高台に立つ、モントーク・マナーはリゾートに相応しいリーズナブルなホテルです。
エントランスに足を踏み入れると天井が高い豪華で静かな空間が広がります、オシャレなラウンジです。
部屋は大西洋の荒海に面していてモダンで明るくリゾートの気分はさらに盛り上がります、更に部屋には小さなキッチンが付いていて長期滞在者には嬉しいサービスです。
ホテルには、プール、テニスコート、スパなどのリゾートの設備は万全です。
メイドストーン・アームス・ホテル

モントークから折り返して西に戻る、先に紹介したザ・ハンプトンズの中心地イースト・ハンプトンの近くにあるメイドストーン・アームス・ホテルはザ・ハンプトンズで最も愛されているプチホテルです。
この辺りは、行政的には「ヴィレッジ(村)」と呼ばれ、ハンプトンズの中で一番リッチなエリアとして華やかさを誇っています。
このプチホテルは1756年に建てられ地元の人たちから深く愛され親しみられている素敵なホテルです。
メインストリートに面した白いエレガントな姿は、ハンプトンの人たちばかりか、多くの旅人たちのシンボルとしてなくてはならないホテルです。
裏庭には小さなコテージがオシャレな旅を演出してくれます。



ワインの町ノースホーク(North Folk)


この半島には美味しいワインがある、ニューヨークでも評判のワイナリー、レンズワイナリーだ。
古い建物はやはり歴史を語っている、ワインの看板も木に立てかけてあって、期待が持てる雰囲気を感じる。
髭のオーナー・トーマスの勧めでメルローとシャルネドを試飲した。
ワインを飲むために購入したチーズが抜群の効力を発揮、フルーティーなワインと深い芳醇なチーズが舌の上で溶け合う至福の瞬間はどう表現したらいいのか迷う素晴らしい。
編集後記
数回の渉った「ニューヨーク・ハンプトンズの写真の旅」は今回をもって一応終わります。
ニューヨーク在住のフォトグラファー・阿部 寛との語り合えながらの写真の旅は生涯忘れないほど楽しいものだったことを改めて感じている。
阿部 寛とは、ニューヨークでの僕の仕事のほとんどをこなしてくれた。
友人として一生付き合っていける尊敬できるフォトグラファーに感謝です。
次回9月「フォトグラファー・阿部 寛のアメリカを撮る」にご期待下さい。
企画・取材・nagasawamagazine
フォトグラファー・阿部 寛