NAGASAWA Magazine|ながさわマガジン

 

 

靴とファッション

“編集長の・コダワリ”

靴の大切さを深く感じている。

ファッションを大事に思っている男なら、履く靴に神経を使う。

案外靴をファッションと捉えている男は少ないと僕は感じている。

若い時は何を履いても収まるかたらだ。

しかし、オシャレだと自答するなら靴のチョイスは基本だろう。

ましては、自分のスタイルに気を遣う人は尚更だ。

要はファッションの基本は、靴の選び方で決まる。

 

そのことが分かるようになる年代は、中年になってからだ。

勿論、若いときから靴に関心がある人もいる、僕もその一人だった。

特に靴の形、色にはコダワリを持っていた。

特にうるさかったのは、皮のフィット感だ。

そして、年を重ねるごとに靴に対する拘りがますます深くなってきた、ように思える。

“僕をうまく履いて”と、靴が叫ぶ。

事実、スーツ、ジャケット、パンツ、それを決める、締めるのは靴が主役だと感じている。

それが、ファッションをトータルで決める“着こなしのうまい人”という。

 

僕は今まで、何足靴を履いたかは分からない、多分、多くの人たちもそうだろう。

年代を重ねるごとに靴を見る、買うことに時間を使うようになった。

どの靴が自分に合うか、合わせられるか、慎重になってきたことは確かだ。

好きな靴を見ても、身体のコンディションを考えて慎重になる。

着る服も年と共に変わる、同時に靴のスタイル、好みも変わる。

特に、自分では分からないが体に変化が現れるからだ、まず、姿勢が悪くなる、歩きたかも変わる。

よく、中年でオシャレの人が、“僕は若い時と変わりません”と話しているが、とんでもない、自分ではわからなくても見る人が見ると年の流れには逆らえない。

必ず、体に出てくるものだ。

それをわかっている男はオシャレが上手だ。

男が本当のオシャレができるのは、わきまえた40才過ぎたころからだ。

そのころになると、自分に合った自分好みの服をオーダーしたくなる。

吊るしの服が合わなくなるからだ。

当然、靴も新しいものを買うか、オーダーするかだ。

自分のスタイルが分かって、どこが欠点なのか、自分に問いただす。

ヤット、オシャレが理解できるようになる。

服だけではなく、靴を含めてすべてが自分の体が答えてくれる。

 

靴の趣味から着こなしのコツがわかってくる、それほど靴というのはオシャレの基本だと僕は感じている。

現在僕が履いている何足かの靴を紹介しよう。

トッズ、フェラガモ、グッチだ。

理由は簡単、身体にフィットしているし、着ているファッションに合わせやすいからだ。

 

僕はスーツを殆ど着ない、パンツにブルゾンスタイルがほとんどだ。

特にトッズがお気に入りだ。

足になじみやすく、履き心地も満足している、カジュアルもドレッシーでも行ける。

靴底は皮より柔らかい素材のものが僕には合っている。

フェラガモは昔から馴染んでいる好きな靴の一つだ、なにより履きやすい。

長い年月、僕の愛用の靴として欠かせない。

グッチはスタイルが気に入っている。

 

履き心地に少し難点があるが好きなので離せない。

僕が一番好きなスタイルの靴はブーツだ。

殆ど40年前の靴だが、離せない。

靴の気品、作り手の確かさ、品質の高さ、美しさ、すべて備わっている靴がある。

タニノ・クリスチ(Tanino Crisci)だ。

いまは、名前だけの靴になったが(現存していない)宝物だ。

そのほか、

ア・テストーニ(A・Testoni)、グラバティ(Gravadi)、チャーチ(Church’)、ジョン・ロブ(John・Lobb)も僕の小さなシューズボックスに収まっている。

既に、形は古いが、いい靴であることには間違いない。

車の年代物と同じで、捨てられない。

いつか、このコーナーで“年代ものの靴”として紹介します。ご期待ください。

 

編集長の靴のコダワリを書いてきましたが人には何か必ずこだわるものがあるはずです。これからも、“編集長のコダワリ“を続けていきます。

読んでいただいて何かを感じていただけたら、ご意見をお待ちしております。

 

 

Nagasawamagazine・編集長