NAGASAWA Magazine|ながさわマガジン

洒落・おやじの青春取材記  10 工藤 毅志

箱根・強羅・ハイアットリージェンシーリゾート&スパ

おかみさん・野口総支配人「お帰りなさい」

五感を使って印象派を読み解く

今年は2016年、平成になって28年になりますが、読者の皆様は如何ですか?この冬も暖冬と言われて、地球にとっては有り難いとは言えませんね。私事になりますが、そのせいではないけれど、庭にある夏の花、ハイビスカスが12月に掛けて、幾つかの蕾が暖かな日差しを受けて、赤い花を次々と咲かせ、その生命力に僕、ポンコツおやじも少々驚き、我が身も負けじと新年を迎えたのであります。

そこで、新年号に相応しく僕の大好きなホテルの“女将”の話から始めましょう。そのホテルは皆様もご存じの、箱根・強羅にあるハイアットリージェンシー箱根リゾート&スパの女将(所謂総支配人)・野口弘子さん。野口さんとの出会いは、僕が女性誌「ラセーヌ」編集長時代からで、九州の長崎・大村湾に面した「ハウステンボス」内にある「ホテルヨーロッパ」をはじめとする園内ホテル群。当時はこんな田舎に突如オランダの街が出現したことで、大いに話題になった。

 

その中で、ひと際高級なホテルがホテルヨーロッパだった。園内のホテルを経営したのが、現北海道のウインザーホテル洞爺の社長だった。当時、女性誌の多くが、この景観がファッション撮影に打ってつけと撮影ロケ地としても使われた。

その時、僕は雑誌読者向けのイヴェント企画を立ててPR担当の野口さんと出逢ったのだった。このホテルでは、著名なフランス料理のシェフやソムリエも抱えていたので、東京、大阪、福岡など各地から応募してきた読者が集まり、2~3年テーマを変えて続いたのだが、その企画を後押しして、ホテルを有名にしたのが野口さん。

 

「それがPRの仕事よ」と言われればそれまでだが、僕の目から見れば、その後のキャリアはすごかった。ホテルヨーロッパの社長が、ウインザーホテルを洞爺に開くにあたり直ぐに呼ばれ、その後、経営コンサルティング会社を経て、東京・新宿に外資系初のパークハイアット東京へ。大いにホテルウーマンの実力を発揮していったのです。パークハイアットでの活躍も素晴らしく、マーケティングディレクターとしての10周年企画がホテル全館をイヴェント会場として演出し、招待された常顧客やメディア、著名人等の度肝を抜いたのだった。僕を含めて未だに関係者の間で語り草になっている。

 

その後、ハイアットグループのハイアットリージェンシーが、日本一の観光地・京都に開業した次に、国内外で人気の温泉観光地・箱根に開業することになり、白羽の矢が当たったのが野口さんだったのだ。

 

僕がその開業の前日に、メディアの一人として呼ばれた時、パークハイアット開業時の総支配人で、ハイアットホテルズコーポレーション・アジア太平洋地区グループのプレシデント・デイビット・ユデル氏の嬉しそうな顔が今も脳裏に焼き付いている

さて、僕が年に1泊程だが、ホテルに行くと、女将・野口さんが笑顔で、「お帰りなさい」と言ってくれる。日本の旅館では稀にあるがホテルではない。それは、女将のモットーが、写真に出ているニュースレターの表題「Hearth(暖炉、団欒、家庭等の意)」だからなのだ。

 

今回、女将の「お帰りなさい・わが家へ」のテーマは、何と写真のパンフレットのコピーにある、食とアートのイヴェント開催「五感を使って印象派を読み解く」という1泊2日の旅なのだ。

 

五感を刺激する大人のWEBマガジン「NAGASAWAMAGAZINE」のキャッチコピーにも通じて嬉しくなる。そのイヴェントに行かれない方へは、4人のシェフによる味と技の響宴「コラボレーションディナー」が待っている。

概略は以下の通り。詳しくはホテルにお問い合わせください。

「五感を使って印象派を読み解く」

厚木にある神奈川工科大学が、2010年から実施してきた、食とアート(絵画と音楽)を融合させた体験イヴェントを此処、箱根で行うことになり、印象派の絵画をポーラ美術館で大学教授と美術館キューレイターの話を聞きながら鑑賞してから、ハイアットリージェンシー箱根にチェックイン後、リビングルームで、ジャズピアニストのHakuei Kimさんの演奏と、食前又は食後に合田桃子さんのバイオリンのミニコンサートを楽しみ、ディナーは印象派を読み解いた洗練されたシェフの料理を味わう、という嗜好だ。日程は1月23日(土)~24日(日)1泊2日 忙しい人には、日帰りのランチコース(1月24日)もある。

 

この小さな1泊2日―印象派の旅は、パッケージ料金が設定されている。1室2名~4名まで、1室の人数と部屋によって、一人35,375円~46,350円。(サービス料、消費税込み。但し入湯税150円が加算されます)既に告知が始まっているので、参加したい方は、直ぐにホテルに確かめてください。日帰りのランチコースは、ポーラ美術館入場料とダイニングルームでのランチで1名 5,800円(サービス料、消費税込み)

「コラボレーションディナー」

フレンチも食べたいけどお寿司もという人には打ってつけのディナー。総料理長の金山康弘、鮨職人の川江雄一、フレンチの須田毅、ペストリーの風戸浩幸の4人が織りなす味と技の響宴。メニューを明かすと、初めの小皿、茶わん蒸し、白アスパラの前菜、金目鯛のひと皿、和牛サーロインのひと皿、鮨・おまかせ3貫、柑橘類を使ったデザート、最後はコーヒー、紅茶、緑茶で、〆(その日の市場仕入れで若干変更もアリだけど楽しみな響宴だ。

期間は1月22日(金)~2月28日(日)料金 15,820円(税、サ込)1日限定数になるために、予約をすることをお勧めします。

ハイアットリージェンシー箱根&スパ
ホテル代表TEL:0460-82-2000
宿泊予約TEL:0120-123-420

WEB http://hakone.regency.hyatt.jp/

僕、洒落おやじはやっぱり暖炉の傍で、乾杯が好きだ。

工藤毅志  2015年12月25日(金)記