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森美術館「村上隆の五百羅漢図展」

森美術館
森美術館

東京六本木ヒルズの森美術館から届いた、村上隆の五百羅漢展の内覧会・レセプションが1030日(金)にあり、出掛けて行った。プレスリリースを元にご紹介すると、「日本では2001年以来、14年ぶりとなる村上隆の大規模個展全作品、日本初公開!とあった。

村上隆さんは、読者の皆様もご存じの通り、国際的に最も高い評価を得ている現代美術家のひとりで、ロサンゼルス現代美術館を皮切りにヴェルサイユ宮殿やロックフェラーセンター広場など様々な場所で大型インスタレーションを展開し、圧倒的なスケール感と完成度の高さで世界中の人々を驚嘆させてきたのです。

今回の個展は、世界の絵画史上最大級と呼ぶにふさわしい全長100メートルに及ぶ超大作「五百羅漢図」が日本で初公開する。本作は、東日本大震災後にいち早く支援の手を差し延べてくれたカタールへの感謝を込めて、震災翌年12年にドーハで発表されたこの「五百羅漢図」を中心に、改めて日本美術の伝統に取り組んだ新作の数々で構成されている。

内覧会に出掛けて、内外から集まった招待客の数もさることながら、リリースに違わないこの眩いばかりの作品に、僕は圧倒されました。

この個展のキュレーターである三木あきこさんは、「現在日本では、大震災の記憶の風化、火山噴火など自然災害の驚異と原発再稼働、安全保障関連法の議論などの社会状況の中で、希望、時代、人間のリアリズム、世界の本質に肉薄しようという村上の眼差しを通して歴史を自分の手で創ることの意味について考えることにも繋がれば幸甚です」とその思いを書いている。是非とも、今時代を映し出す「村上超大作作品を鑑賞しては如何でしょうか。

 

期間:2016年3月6日(日)まで開催。六本木ヒルズ森美術館

気になるカルチャー・洒落おやじ・工藤毅志・20151029