NAGASAWA Magazine|ながさわマガジン

気になるレストランとワイン・3

洒落おやじ・工藤毅志

レストランとワイン専門店

今回は、30年近くも前から取材などを通じて味わったレストランで、気に入っているイタリアンレストランをご紹介しましょう。そして、フランスワイン好きの専門店もご紹介です。ミシュランの星ではなく、単なる洒落おやじの勝手な星ですが、どうぞご参考に。


多分、読者の中には既にご存じの方が多いかもしれないけれども、シェフ30年のキャリアがあり、シェフ自慢の料理を日々新たに創作し続けているのですが、味わいが変わってないのが良いのです。

「ラ・コメータ」イタリア料理

レストラン内装
レストラン内装

シェフの鮎田淳治氏は、イタリアに渡り、ローマのホテルスクールを卒業して、著名なリストランテやCIGAホテルなどで修業を重ね、帰国後、1982年に現在の東京麻布十番に「リストランテ ラ・コメータ」を開店させた。この頃のイタリアンレストランといえば、今と違ってピッツァやスバゲティ等が直ぐ頭に浮かぶ人も多かったが、鮎田氏はその頃、本格的なイタリア料理の草分けのシェフとして、その味は、イタリア大使館員や在日のイタリア人達のディナーリストランテとしても喜ばれていた。僕は、料理ムックなども編集していた時期でもあって、シェフの魚介料理は定評通りに美味だったし、イタリアワインとの相性も絶妙だった。

シェフとマダム       アンドレア

取材でも、プライベートな食事でも、必ず、メニューを見ながら何をどの様に食べたいかをきちんと聞いてから、キッチンに入って支度にかかっていた。その甲斐もあって、2000年には、イタリア調理師協会より「功労賞」が贈られている。また、4年前の2011年には、MOIというイタリア料理の品質とサービスを提供するリストランテとしての認証も獲得したというのも頷ける。シェフを支える相思相愛のシニョーラの存在も大きく、スーシェフとして、キッチンに立っているご子息のアンドレア氏も大きな存在だ。また、長男のルカ氏は直営店Bottega del Pirata(ボッテガ・デル・ピラータ)を運営して、イタリアの食材などを取り揃え、ラ・コメータで使っている食材も手に入るので、気に入った料理の調理法も気軽にお尋ねくださいとシェフの伝言でした。

ショップ外装
ショップ外装

今年の2月初旬にも、数年ぶりで8人の仲間とランチ会をしたのだが、以前と変わらぬ美味しさに皆大満足であった。

TEL&FAX:03-3470-5105 www.cometa.jp

「La Vinee(ラ・ヴィネ)」フランスワインの専門店

ここは、食事に欠かせないフランスワイン専門店。

僕の個人的に愛用している専門店で、場所が恵比寿のガーデンプレイスの地下にあり、元々、ロブションのシャトーレストランが出来た時に、フランスの有名なレストランのカーヴ・タイユヴァンを冠した名前でもあったのが、現在ラ・ヴィネとして、確固たる地位を築いたのだ。最初は、ワイン専門家の尋ねるようなワイン店だと思ったが、この専門店は、デイリーワインを手頃な価格で捜すことも大いに可能な店ということで、すっかり気に入ってしまった。当時から、萩原ディレクター・専任ソムリエを始め、阿保さんを筆頭に7人のスタッフがワイン顔(酒好きなニコニコ顔)で出迎えてくれる。ソムリエが現地の生産者を尋ね回り、それぞれに発見してきたワインの数々を、彼らの文章で、その味や特徴を書いて送ってくる新作コメント集のコメントに魅せられて店を尋ねると、今まで僕が購入したワインのリストを見ながら、予算を勘案して適切なアドヴァイスをしてくれる。彼らの人柄は、下記のホームページで確認をどうぞ。

ソムリエ達
ソムリエ達

ご興味がある方は、一度試しに尋ねて色々と質問してみるのもいいでしょう。隣にはワイン関連フードなど揃っている「パーティー」という店舗があるので、見るだけでも楽しい。

イベント情報

今回のお知らせは、ここでの二つのイヴェントの情報です。

美術とのマリアージュ「パリ――日本 70年を振り返る」

世田谷美術館での展覧会「金山康喜のパリ・1950年代の日本画家たち」に合わせた併設のル・ジャルダンでのワインを楽しむ食事会の企画
8月26日(土)19時~21時 会費 12,000円(税込)

「ラ・ヴィネ店頭試飲即売会」

新着アイテム中心の恒例のもの。

9月5日(土)19時40分~ ラ・ヴィネ店頭 会費2,000円

ワインのテイスティング
ワインのテイスティング

お問い合わせ先

ラ・ヴィネ
TEL:
03-5424-2581
www.lavinee.jp

さて、僕がその最新入荷のコメント集を見て、今日7月23日、買いに来た序に今お勧めのデイリーワイン5本を聞いてみた。ソムリエの阿保さんのコメントもそそりますね~

ソムリエの阿保さん
ソムリエの阿保さん
  1. 白ワインSAVOIE AVYMES(サヴォワ アビーム) 2014 MARC PORTAZ 2,300円(税別)生産者:マルク・ポルタ アルプスの麓、古都シャンベリー 近郊で生産される清涼感たっぷりの辛口白ワイン。瑞々しい辛口の味わいは、濃厚なチーズ料理を食べるのには最高のマリアージュ。 
  2. 白ワイン CASSIS BLANC(カシ・ブラン) 2013 CLOSD’ALBIZZI 2,800円(税別)生産者 クロ・ダルビッジ プロヴァンス地方を代表する有名な白ワイン「カシ」。プロヴァンスを旅行して経験した方が探しに来る人気ワイン。ブイヤベースにはまさにこのワインです。
  3.  白ワイン MUSCADET SEVRE ET MAINE “CHAMBAUDIERE”2013 BRUNO CORMERAIS(ミュスカデ・セーヴル・エ・メーヌ シャンボーィール)”2、000円(税別) 生産者:ブリュノ・コルメレ ロワール川河口の大都市ナントで仕込まれる爽やかな辛口白ワイン。新鮮な魚介には最高のマリアージュ。ビオディナミを実践するこの地のカリスマ生産者が生み出すミネラル感に富んだ味わいが魅力。
  4.  ロゼワイン MOSELLE ROSE “LES BOSERES” (モゼール・ロゼ・レ・ボゼール2013 CHATEAU DE VAUX 2,800円‘税別)生産者:シャトー・ド・ヴォ― 知られざるフレンチ・モーゼルのワイン(フランス語では、モゼール)ドイツのモーゼル河の最上流はフランスのロレーヌ地方のもの。最北のワインらしく、綺麗な酸味の効いた清涼感ある心地良い果実味が魅力的な辛口ロゼ。 
  5. 赤ワイン LUBERON ROUGE “PETITOU” (リュベロン・ルージュ プティット―) 2013 CHATOU LES EYDINS 2,200円(税別)生産者:シャトー・レ・ゼダン 
  6. ツールド・フランスでも知られる美しい村ボーニュ近郊の荒涼としたリュベロン山塊で生み出されるもの。有機栽培で仕込まれたナチュラルで柔らかな味わいが魅力的な南仏赤ワイン。

 

如何ですか? このコメントで味わってみたくなりましたでしょうか?

ご参考になさってください。自分の感覚に当たれば楽しんで飲めますね。

洒落おやじが選ぶとしたら?

どれもいいな~、その中から強いて選ぶなら、2.カシ・ブランの白、プロヴァンス地方に惹かれる。4.ロゼ。中々ロゼを飲む機会が少ないかも。でもフランス側のモゼール、ロレーヌ地方はいいな。そして、やはり5.の赤。魅力的な南仏赤ワイン。


洒落おやじ・工藤毅志(2015年・7月)