NAGASAWA Magazine|ながさわマガジン

ワインバトラー・ニールのライフワーク Part 30

喫煙と禁煙

                  タバコの煙は細かい粒子です

「喫煙と禁煙」

 

私は現在も含めるともう30年以上、レストランやバーの運営に携わって来ました。現在では箱根のリゾート施設の運営全般を担っていますが、この施設も喫煙に関してはきちんと分煙が進んでおり喫煙する場所は限られています。

宿泊施設(お部屋)、料飲施設(レストラン・バー)では禁煙がマストです。私は24歳の時に都内のホテルでソムリエになりましたが、なりたての頃、棚卸しが有って広いワインセラーでワインを一本一本数えていた時に、急に息苦しくなり呼吸困難になり近隣の病院に行きましたら急性気管支喘息と言うことですぐに入院させられました。

呼吸が出来ないというのは本当に苦しいことですしパニックになりました。喘息というのは呼吸の軌道である気管支が収縮して閉じてしまい胸が苦しくなります。また大きく呼吸をしても肺が開かないですしそこに咳き込んだりするともう大変な状態になります。慣れない14℃設定のワインセラー冷蔵庫に3時間以上入り作業を続けておりさらに少し風邪気味だったのが災いして発症してしまいました。

その当時、私は喫煙していました。喫煙歴としては大学に入学してから18歳から24歳の六年間でしたが、入院療養中、看護婦さんに「タバコかお酒は止めた方が良い」と言われて、「出来ますか?」と聞かれましたので、「職業上、お酒を扱うのでなんとかタバコは止めます」と答えたのが始まりでそれ以来喫煙はしていません。

よく、ヘビースモーヵーの方が禁煙を始めてから夢の中で喫煙しているところを見たとか、更に悪い方は手が震えだしたとかいうのを耳にしますが私の場合は普通に止めることが出来ました。

それから時代は変わり分煙が進んで現在では、返って、喫煙者の方々には随分、肩身の狭い時代となりました。しかしながら未だバーではシガーを売る関係上、喫煙が許されているところが多い様に見受けられますがホテルでも狭いスペースで喫煙を強いられていますね。

以前は電車を待っている駅のホームや信号待ちしている歩行者も平気で喫煙していた時代がありましたから吸い殻も沢山、落ちていたのを見かけましたが今は殆どなくなりました。

私は、自分が喫煙していた経験がありますので全面的に喫煙には反対致しません。私の経験では、特に食後の一服は、やはり快適な時間を過ごしていたように思います。胃がすっと下がる感覚があるんですね。不思議でした。又イライラした時にも、一服すると落ち着いた経験もありますから、精神的にも落ち着く効果は認めています。

又、たばこを吸っている時は、不思議と一人より複数で吸いますからコミュニケーションツールとしても役立ったかとも考えられます。

東京に勤務していた頃は、徐々に喫煙人口も減り、周りの人達も吸わない方が増え、喫煙専用スペースが増えたので何だかコソコソ喫煙しているような姿を見ると少し気の毒にも感じていました。

少し話がそれますが、同じような経験をされた方は多いと思いますが、ただタバコを止めてから少し太りました。その後も体重は増え続けて80キロくらいまで行きましたが現在は65キロまで落とし込んで何とかコントロールできています。皆さんにこの話をすると、「どうやったの?」と言われますが、ウォーキングで落としました。

少し、興味のある方のいらっしゃるかと思いますので、やり方をご紹介いたします。

まずは、30分位の早歩きのウォーキングをします。ここからが重要な点なのですが、足から(心臓に遠い方から)水を浴びて行きます。そして首の後ろや腰の後ろ背中でも良く汗をかくところを入念に水を浴びて冷やして行きます。

汗が出る穴(汗腺)を水で冷やして塞ぐことをします。そうしますと、汗をかいて放出しようとする熱エネルギーは汗腺を通して外に出ようとしますがこの出ようとするエネルギーは体外に放出されずに体の内側に留まります。

そうすると外に逃げられないエネルギーは再び体内で循環しますから体内でグルグル回り脂肪を消費します。

すなわち、ただ歩くときに比べて約3倍の有酸素運動となります。このウォーキングを週に4日以上、約3ヶ月行うと、体重はミルミル減って行きます。もうこれ以上は落ちないというところまで来ると自然に止まります。

運動経験がある人程、落ちるのは早く効果の早い方では1か月で効果が出始めます。その後は週に1~2度程のウォーキングで体重は維持できます。時間は朝、昼、晩いつやっても同じですし、適度な食事を取っても全く問題有りません。実際に試された方は効果を実感して頂いております。

ただ、残念なことは、聞いても実践されない方は、若しくは正しく実践されない方は効果はもちろんありません。基礎代謝をあげてしまうえば、良いのであって、教えられたとおりに行うことが大変重要なのです。

又何故、こんなお話をしているのかと言うと、今が夏で、水を浴びるのが苦にならない季節だからという配慮もして申しあげていますことをご理解頂ければ幸甚です。

やや狭めの意喫煙ルーム        広めの喫煙ルーム

冬にお伝えすると決まって「そんな事出来ない」と言うに決まっているのを見越しています。又水は頭にも掛けると良いですが、女性もいらっしゃいますのでそこまでやる必要はありませんが、男性ならやると爽快感を感じていただけるかとおもいます。

家内も実践しておりやはり体重は10キロ以上落ちています。

さてお話を戻しますと、体重が減ったことで敏感になったのはタバコの煙に敏感になったことが挙げられます。

私の場合、約15メートル先からタバコを吸った方が近ずくと「あ~タバコを吸っている人がいるな!」とわかるようになりました。

元々、ソムリエをしていましたからそういった香を嗅ぐ習慣があったからかも知れませんが、嗅覚は敏感になりました。

余りご存じない方も多いかとは思いますが、タバコの煙は空気の中に溶け込んで消滅してしまうものではありません。煙は粒子となって壁、衣類、人肌に付着します。従っていつまでも残る訳です。次亜塩素酸系の消毒消臭剤は効果がありますが、マスキングする様な消臭剤は余り効果はありません。タバコのヤニは肺にこびりつきますから人から感じられるものも正確には消えないということです。

私がこの業界に入ってからは徐々に禁煙の傾向になったので、分煙が進んでいる現在はレストランやホテル等、新規で建築される場合は、キチンとした分煙がなされていますが、過渡期では、もともと、そういう構造でつくられていない施設、例えばレストラン等、後から、此処から此処までは禁煙、此処から此処までは喫煙と分煙しても、先ほど申し上げました通り、煙は漂い、喫煙エリアから禁煙エリアに流れて行きますから、敏感な方は、クレームを言ってきます。「禁煙エリアなのに煙が流れてくる!意味がない!」と。

後から店側は便宜上、分煙したので仕方ないのですが、酷いゲストになると、「癌になったらどうしてくれる!」とか「妊婦なのに気配りが足りない」とか散々言われました。

よく考えて頂きたいのは、以前は、巷でタバコを吸っている方はごまんといたではないですか。妊婦でも喫煙していた方もいらっしゃいましたし私の祖父も90歳で他界致しましたが、最後まで喫煙していました。確かに癌のリスクやその他悪影響も実証されていますが、その辺りはどうなんでしょうか?ただ私もタバコを吸われる方の気持ちは分かりますし、タバコの税負担も多く、最近、コンビニでタバコの値段を確認しましたら、30年前とはくらべものにならない位値上げしていますし、可愛そうかな?とも思います。

現在、私も、仕事のパートナーがタバコを吸うのでレストランに入って喫煙エリアで食事をしたときに、彼のタバコの煙が私の喉を直撃して2~3日喉が痛かったことを経験しました。

又、飲み会や親睦会で居酒屋に行く時は、タバコの臭いが付いても良い様に予め衣類も選んでから行くようにしています。それくらい気を使う様になりました。

タバコが嫌なら、きっちり、分煙された施設に行けば良いと思います。

しかしながら、面白いことに、「分煙した施設ですよ!」「お部屋でも禁煙ですよ、喫煙は喫煙ルームでお願いしますね!」と言っても必ず守らない方達がいます。

お互いの気遣いとマナー大事なことだと思います。

 

*ウォーキングは興味のある方は試してみて下さい。

成功しましたら、伝えて下さい。

宜しくお願い致します。

 

by  ニール