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ワインバトラー・ニールのライフワーク Part 29

亡き母に捧ぐ・ニール

亡き母に、心を込めて贈ります
亡き母に、心を込めて贈ります

「ワインバトラー・ニール」特別稿

 

亡き母に捧ぐ

 

 

「子(し)、そして死(し)、 四(し) 」

先だっての5月の末に私の実母が81歳で永眠致しましたので、7月号はご挨拶のみで失礼致します。

私の家は、真言宗のお寺にお墓がありますが、別にこの宗教から何か教えて頂いている、又、懇意にしているということはありません。私は、神道を信仰していますが、結婚式はキリスト教式で行いましたし、自由にその時の都合に合わせています。数多ある宗教はその時代の中で上手に悟るための方便であり、神道も仏教もキリスト教も皆、世の中できちんと生きて行くために必要な悟りの為の方便でありますので自由で宜しい訳です。また人がどんな信仰をもっていようがそれも自由ですから人が自分と違う信仰を持っていたとしても批判する必要もありません。ただ現在、言える確かな事柄は、自分の信仰が絶対正しいと言って戦争になったり殺人をしたりしたならば、それはおかしなことであります。どの経典、教えにも人を殺して良い等とは記されてはいませんね。どうでしょうか?

では少しだけお話させてください。

さて、私は母を亡くしました。

今回はキリストの十字架を思い浮かべて下さい。

十字架はもちろん文字では十という字というか、形を示しています。

これは、交わりを示していますね。縦のラインと横のラインが交わっています。二つの線、二つのものが交わっています。

つまり人間に置き換えると男女が交わると子供が出来ます。

子供は「子(こ)」と読みますが、最初の子供は第一子(だいいっし)と言う様に(し)と読みます。

(し)は数字の四に通じます。これは十と言う字を良く見ると中心から四(よん)方向に枝分かれしているようにも見えますね。つまり「(四)(し)」に分かれて行くということです。いいですか、ちょっと難しいですかね?要約すると四(し)方向に分かれて行くということです。

(し)に分かれ=死に別れということです。

出会い交わると子(し)が出来てやがて時期が来ると死(四)に分かれて行くという世の中の姿を表しています。

縁あって出会い、出会いは別れの始まりであります。

大自然の法則が隠されています。

法則が分かれば生き方も分かる訳であります。この様に法則が分かれば、やがて分かれてしまうのだから、子は親を、親は子をお互いに大切に、育み、慈しみ、理解し合い、助け合い、語り合い、与えられた人生を大切にすることを悟るところまでは最低、学ばなければなりません。

親に限らず夫婦にも同じことが言えると思います。生前、如何に暮らすか、如何に接するか、十字は教えてくれています。

実際はもっと深い意味がありますが今回はこの辺で留めて置きます。

仙人が教えてくれました。「難儀苦しみ、楽しみに変えてしまうが悟りの力。」人間は親族やかけがえのない人を失ったら悲しいですね。

冷静に冷ややかにいることは出来ないのが人情でしょう。

又8月から連載させて頂きます。

 

たくさんの紫陽花を持たせとあげました。亡き母に捧ぐ

ワインバトラー・ニール