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日本酒道楽 44

正月は燗酒で!                酒好 一男

あけましておめでとうございます、酒好一男です。

またひとつ、年が明けましたね。この時期、いつも迷うのは年越しの日本酒を何にしようかということです。

ということで、今年は山形正宗のお燗純米にしました。ステキなラベルです(笑)。

なぜこれを選んだのかといえば、お燗で行こうと思ったからです。

            お燗の効用

お燗と言えば、当コラムの第21回で触れましたが、最近、定説が崩れてきていることをご存知でしょうか。当時はお燗にすることでアルコール分が飛んで悪酔いしない、二日酔いが軽いなどと言われていました。また、香りが強くなるため、量が飲めないとも言われていました。

しかし、どうでしょうか? アルコールを飛ばすには沸騰させる必要があり、そうすると冷めても日本酒の味がしなくなってしまいます。そこまでお燗をして大量に日本酒を飲む必要もないと思いますが、最近のお燗用の日本酒は、お燗にしても香りが立ちすぎることがないように作られています。

ちょうどいい温度にするとほんのりと香りが立ち、寒いこの時期には体にもやさしく感じられます。

飲みすぎれば、悪酔い、二日酔いしてしまいますね。温かい日本酒は体を温めるので量を飲んだ気にさせられますから、適量で済むわけです。

そんな適量のお正月を過ごすことができれば、今年もいいスタートが切れますね。それがお燗の効用と言えるのではないでしょうか?

最近の週刊誌によれば、休肝日も意味がないということが書かれており、酒飲みにはいい時代になってきました。

今年もいい出合いを求めていきたいと思います。

写真は年末に訪れた江の島、岩屋洞窟のライトアップです。突き当りで洞窟が二つに分かれています。どちらが幸福への道なのでしょうか…。

今年もよろしくお願いします。

 

酒好一男でした。

                         2017年 元旦