NAGASAWA Magazine|ながさわマガジン

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日本酒道楽・酒好一男 第6回

ガンダムな日本酒

「黒い三連星」と言えば?

今回は、しょっぱなから質問で始めましたが、そう、ガンダム世代ならだれでも知っている、ガイア、オルテガ、マッシュの3人によるモビルスーツパイロットチームです。

 その名を冠した「三連星」は、滋賀県の美冨久酒造が醸す新世代日本酒を代表する1本です。

なぜ「三連星」かというと、若手30代の社員蔵人3人で造っている。種類が純米大吟醸、純米吟醸、純米酒の3種類。各種類の中に無濾過生原酒(通年商品)、特別限定、季節のお酒の3タイプある。といったこだわりによるものだそうです。

今回、ご紹介するのは、通年商品の米をシャッフルした「番外編」。通年商品では純米酒で供している酒米「吟吹雪」を純米吟醸に仕立てたもの。「吟吹雪」は、滋賀県農業試験場で造られた、超定番の「山田錦」と「玉栄」を掛け合わせた品種で、すっきりフルーティな味わいとなっています。

 ラベルを見ると、ちょっぴりロシアンアバンギャルトの風があり、左上にはMS.14 S.R.S V-G.F55などとまさにモビルスーツのような型番(酒番?)がつけられていて、一見、日本酒っぽくないものとなっています。

 この「三連星」は通常商品のラベルにも工夫が凝らされていて、たとえばこの「吟吹雪」の通常商品のラベルでは、白い「三連」の部分に蓄光性塗料が使われていて、暗くすると光ります。純米大吟醸では、温度で色が変わるので、飲み頃がわかるといった具合です。

 この美冨久酒造は滋賀県甲賀市にあります。伊賀、甲賀の忍者の里。ちょっとした驚きをこめたラベルは、そんな地元ならではの発想かもしれません。もちろん、味も超オススメです。

 

一方、年配の方にも有名な「越乃景虎」も負けていません。こちらは、にごり酒と梅酒をブレンドした1本です。1月だけ発売されていたもので、分類上はリキュールになってしまいますが、まさに別世界の日本酒と言えます。


日本酒の旨みのなかに梅酒の酸味が生きていて、いくらでも飲めそうです。でも、アルコール度数が15度ですので、「危険」な酒と言えますね(笑)

 ちなみに、これまで6回ほど記事を寄せさせていただいていますが、本欄で紹介しているお酒をご所望の方がいらっしゃいましたら、こちらのお店のHPへ行ってみてください。

 

矢島酒店 http://www.yajima-jizake.co.jp/

 

このお店も30代の店主が、日本全国の「情熱地酒」を集めて日本酒好きをうならせています。そんな若い力で起こした「新世代日本酒」ブームに乗っかってみませんか?