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2015年4月号

日本酒道楽・27 酒好一男

花陽浴

こんにちは酒好一男です。

 

今回のタイトルの文字、なんと読むかおわかりでしょうか?

酒好きな方はいわずもがなですが、埼玉県羽生市の南陽醸造が醸す「はなあび」です。

埼玉県に日本酒のイメージはあまりないかもしれませんが、蓮田の「神亀」、「ひこ孫」、秩父の「秩父錦」などはわりと知られています。


そのなかで、新興銘柄ながら全国レーベルとなったのがこの「花陽浴」です。南陽醸造自体は万延元年(1860年)に創業して、155年の歴史があり、社名と同じ「南陽」という地元酒を醸しています。その「陽」の一文字を取り、“太陽の陽ざしをたくさん浴びて大輪の花を咲かそう!”と3人の若き蔵人が名付けたのが「花陽浴」というわけです。


生酒にこだわり、冷たくして飲まれる事を前提に酒質の設計をしているため、大量に保管できる冷蔵庫を持っていない人(ふつうそうですが…)は一本ずつ購入することをお勧めしますが、購入自体が難しく、売っているところをあまり見ることがないほどの人気です。私がひいきにしている矢島酒店(http://www.yajima-jizake.co.jp/)でも入荷即売り切れといった状態で、強運の持ち主でなければ購入できないかもしれません。

 

それでもぜひ皆さんに味わってもらいたいのは、それだけの価値があるからです。南陽醸造の須永氏によれば、これから新酒が出てくるので、だんだんと流通量が増えてくるそうです。地元埼玉の大宮、浦和、草加などの酒屋さんなら買える確率が高いそうなので、見つけたら即買いをオススメします。

種類ごとに違うラベル

タイトル写真でもわかりますが、カラフルなラベルは、米の種類や酒の種別によって違っています。

下の写真では、左から2本目は黄色で美山錦、赤ラベルが山田錦、青ラベルが八反錦、ピンクラベルが雄町。

茶色ラベルは埼玉県の酒米、さけ武蔵。


銀紫ラベルが純米大吟醸八反錦、銀黄ラベルが純米大吟醸美山錦。

山田錦


それぞれのきれいな味わいにふさわしい、きれいなラベルです。

今回はたまたま、新橋の名店で開かれた「花陽浴」を愉しむ会に参加できたので、このように大量の「花陽浴」を堪能できましたが、自分でも酒屋を巡って「一人花陽浴の会」を開催したいと目論んでいる酒好でした。

2015年10月

酒好 一男