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日本酒道楽・酒好一男 第13回

低アルコール度の日本酒

前回は低精米の日本酒をご紹介しましたが、今回は「低アルコール度」の日本酒です。

日本酒が苦戦する夏場に向けて、少し軽めの日本酒を出して需要を喚起する「夏酒」については以前ご紹介しましたね。それと同様な理由で造られているのですが、私はもうひとつ理由があると思っています。

日本酒は概ね、15%~19%のアルコール度で造られています。これらをそのまま海外に輸出するケースもたくさんありますが、外国人が最も飲んでいるのはワインです。

ワインは12%~15%くらいのものが大多数のため、日本酒のアルコール度は少々高いということで敬遠する人も多いそうです。
そこで、各酒蔵は「低アルコール度」の日本酒を試験的に造るようになったのではないかということです。
一般的には8%~12%のものを「低アルコール度酒」と言うようで、前述の理由だけではなく、日本酒が苦手な女性に向けた商品として、甘みがあるものが多いようですが、私がご紹介するのは、同じ「低アルコール度」でありながらも、酒好きの舌にも十分に応えられる旨さがあるものです。食前、食中酒として、とても適していると思います。

賀茂金秀

まず第一番目は、広島県「賀茂金秀 特別純米13」。原酒なのにアルコール度数が13%。通常なら17%~19%がふつうの度数です。原酒以外の日本酒は加水して15%~16%に調整しているのですが、これは加水せずに13%で醸す技術もさりながら、香りも高く、旨いです。飲みすぎます()

 現在は売り切れておりますが、またの出荷を期待しています。


はなあび

次に、いつもの埼玉県、花陽浴から「はなあび 純米吟醸無濾過生原酒12」。なんと岡山県産雄町100%使用でアルコール度数12%。グイグイ飲めます。


川中島

そして、長野県川中島町の川中島幻舞を醸す酒千蔵野から「Kawanakajima Fuwarin JUNMAI GINJO SPARKRING」。こちらはスパークリング日本酒ですが、アルコール度数12度。華やかでフルーティな香り。「獺祭スパークリング」にも負けない旨さです。ラベルも素敵です。


陸奥八仙

最後は青森県「陸奥八仙 prototype2014」試験醸造酒でアルコール度数は12%。

Sweet」「Light」「shuwashuwa」をテーマに、白麹を使って発酵を抑え、12%で供される日本酒。開栓直後のシュワシュワ感がたまりません。


編集長から

日頃は日本酒を敬遠されている方も、このような「低アルコール度」の爽やかな日本酒を試してみてはいかがでしょうか。 いやいや、酒の好きな人ではないとなかなか、こんなに細かな記事はかけません。 「酒好 一男」シリーズ、男女共に酒を飲むバイブルです。 特に日本酒、酒と一緒に読んでください。