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2015年4月号

日本酒道楽・36 酒好一男

ワイナリーの日本酒


こんにちは酒好一男です。

タイトル的に、前回の続きのような感じもしますが、今回は日本酒の話です。

 

ネットで買えないことで有名な長野県の「小布施ワイナリー」が雪と厳寒でワイン畑仕事ができない数週間だけワイン造りから離れ、趣味で醸している「ソガ・ペール・エ・フィス サケ エロティック」です。

日本酒ではありますが、当然のようにワインボトルに詰められており、栓は王冠というこだわりです。見た感じはまったくワインです。

また、タイトルの写真(1号酵母のもの)をご覧になってもおわかりのように、とても小さい字でこの製品へのこだわりや、日本の清酒造りに対する一家言が書かれています。ぜひ拡大して読んでみてください。これは各酵母によって若干内容が違っています。それは飲んでみたときのお楽しみということで。

曽我さんのこだわり「ソガ」

曽我さんのこだわり「ソガ」と言うだけあり、造り手はもちろん曽我さんな、わけですが、小布施ワイナリーのホームページを見ると、『小布施ワイナリー 減産宣言 「後退無き現状維持」から「日本ワインブームの今こそ手綱を締め減産」』、「Domaine Soga脱ワインコンクール宣言」など、過激な文言が記されています。これだけでもこだわりを感じますが、小布施ワイナリーは1942年にワイン製造を開始、来年には75周年となる歴史ある蔵のひとつで、脱ワインコンクール宣言の前は数々の受賞歴があります。

日本酒の「ソガ・ペール・エ・フィス サケ エロティック」もそのこだわりによって醸されています。

Numero UN(アン=1)からNeuf(ヌフ=9)まで(8は無し)の商品名は、小布施ワイナリーが70年ぶりに復活させた1~5号酵母、戦前の記念碑的6号系酵母(もちろん新政の6号酵母)、昭和の7号、9号系酵母のことで、米も長野産美山錦、自社産美山錦のみを使用。全量生酛で造っています。

1~5号は現在ほとんど使われていない酵母ですが、それは酒造りの際にクセがあるという理由からでした。小布施ワイナリーはあえてそのクセに挑戦し、毎年進化を続けているわけです。

味わいはそれぞれ違うのですが、少し酸味が効いている感じです。食中酒にも合うと思います。

 

deuxとcinq

私が今まで飲んだことがあるのは、1、3、4、6、7、9。

そのうち、3と4はいただきものです。Hさん、ありがとうございます。

そのほかは新橋の日本酒の名店で飲んだものですが、あと2と5が飲めれば生涯グランドスラム達成といえるでしょうか。今年達成したいので、店長の鈴木さん、ぜひお願いします(笑)

順番に1,3,4,6

順番に7、9

なかなか出会うことのない日本酒をコンプリートする楽しみを味わわせてくれる1本です。ぜひお試しください。

酒好 一男

 2016年4月29日