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日本酒道楽 47

山形県「セレンディピティ」           酒好 一男

こんにちは、酒好一男です。

今回は、これまでも何度かご紹介していますが、山形県の酒です。

山形県といえば、東京の人はなかなか行くことがないと思います。もちろん、私も一回も行ったことがありません(笑)

しかし、ふるさと納税では山形県天童市に寄附をしています。なぜかといえば「山形正宗」「出羽桜」など、好きな日本酒がお礼品として用意されている上に、お米の「つや姫」、ラ・フランスやさくらんぼなど、美味しい物がたくさんラインナップされているからです。

そんななか、ぜひお礼品として加えていただきたいのが酒田にある酒田酒造の「上喜元」です。なかでも今回ご紹介したいのは、日本版「セレンディピティ」である「翁」と「仕込第六一号」です。

 

今回のタイトルにもなっている「セレンディピティ」には、「偶然に当初の目的とは異なる価値のある情報を発見したりできること」という意味があります。

お酒の世界では、タイトル写真にあるように、シングルモルトで有名なアードベッグに「セレンディピティ」という名前の特別な一本があります。

シングルモルトなのでアードベッグ以外のものを混ぜてはいけないのですが、ある時、誤ってブレンドしてしまって廃棄する予定だったものをテイスティングしたところ、これが意外に美味しかったので、“セレンディピティ”と名付けて発売したわけです。

同様に、上喜元の「翁」は11月に限定発売され、本醸造に純米や大吟醸がブレンドされています。年によって配合が変わるので味わいも違いますが、いつもとても新しい発見があって美味しいです。まさに日本酒の「セレンディピティ」。なんと一升2160円(税込)とコストパフォーマンスも最高です。

もう一本はこの3月に限定で発売された「仕込第六一号」です。幻の米「白玉」と「山田錦」を原料に使い、全国屈指の杜氏「佐藤正一」氏が今シーズン屈指の仕込みと、自らの名前を冠するほど自信の一本。

「上喜元」では滅多に無濾過生原酒を出しませんが、自信のほどか「無濾過生原酒」のまま出荷されました。

こちらも幻の米だけに仕込んでみないとわからない実験的な意味合いのあるものです。

「渾身」の名の通り、さすがのフルーティな香りと旨味、酸味が絶妙な味わいで、一升2808円。

 

 

 

こんなにすばらしいお酒が2000円台で飲めるのはうれしいです。

以下の写真はある日の「上喜元」の会で飲んだものです。

酒田酒造さんには、これからもいろいろな「セレンディピティ」を起こしてもらいたいものですね。

酒好 一男でした。