NAGASAWA Magazine|ながさわマガジン

編集長 永澤洋児
深江賢に聞く~回顧録スペシャル~
洒落おやじの青春取材記 工藤
特集記事 ANA

日本酒道楽 61

はじめての下田        酒好 一男

酒好一男・61

 

「はじめての下田」

 

 

こんにちは、酒好一男です。

今回は、紀行編です。これまで伊豆半島には何度も行ったことがありますが、南は河津が最南でした。そこで、これからの登山シーズンに向け、日本百低山のひとつ、高根山を目指し春まだ早い下田に向かったという次第です。

しかし、旅行当日の午前中は爆弾低気圧通過中で微妙な雨模様。下田到着までに雨が止んでほしいと祈る酒好でした。

 

●「寝姿山」と「高根山」

 

東京駅9時発の「踊り子」に乗って、下田到着は11時46分。旅行感を味わうにはちょうどいい頃合いでしょうか。列車内で昼食を済ませて下車すると、微妙な雨模様が続いており、肌寒いくらいの気温です。とりあえず最寄りの寝姿山ロープウェーに乗ることにし、天気の様子を見ることにしました。寝姿山は約200メートルの低山ですが、ロープウェーでしか登れません。頂上には自然公園があり、椿と菜の花のほか、桃や早咲きの桜など、いろいろな花が咲いていました。

しかし、この自然公園を巡っているだけでは寝姿山の正式な頂上にはたどり着けません。公園の一番奥にある愛染堂の裏に回り、施設外に出ることが必要です。そんなこんなで雨も止んできたので、寝姿山の頂上経由高根山への縦走を決めました。

この看板を越えて整備されている道を歩くと舗装道路に出ます。そこを右に少し行くと寝姿山の頂上となります。看板から15分くらいでしょうか。

字がかすれて読めませんが、寝姿山山頂と書いてあります。右は三等三角点です。ここまではほとんど歩いていないので、そのまま休憩もせずに高根山に向かいます。舗装道路をどんどん下っていくため不安になりますが、他の人のブログを参考にして歩き続けると、工事現場のような入口がありました。

ここが高根山の入口で、立ち入り禁止と書いてありますが、道路の反対側には高根山ハイキングコースとあり、迷いながらも進入していきました。すると、作業中の人がいて、どこに行くのかと聞かれたので高根山と答えたところ、親切に登山道を教えてくださったので、問題なかったのだと思われます。

そこからは比較的平坦な道を歩いて行きました。いくら343メートルの低山とはいえ、あまりに続く平坦な道。まったく登っている感じがしないときに突然急な崖のような道が登場しました。

左側に見えるロープをたぐらないと登っていけないくらいの急峻な山道。途中で振り返ると遥かに広がる海。天気が良かったらさぞかし美しい景色でしょう。残念ながらくもりですが。

なんとか登り切って山頂に到着。こちらにもきちんと三等三角点がありました。

山頂の看板にもあるように、そこから伊豆急の蓮台寺駅に向かい、宿泊地の下田に向かいます。宿は弓ヶ浜。

部屋から浜を見るとちょうど虹がかかっていました。しばらくして名物の夕焼けです。

雲がいいコントラストを彩ってくれていますね。翌日は晴れ予報だったので、日の出を期待したのですが、雨が降っていてダメでした。

●爪木崎の柱状節理

 

翌日は下田の街めぐりをしようと思ったのですが、意外と小さいので、少し足をのばして爪木崎に行くことにしました。伊豆半島は火山の隆起で出来上がっているので、ここには二時間ドラマでおなじみの東尋坊と同じように「柱状節理」があります。とくにここのものは「俵磯」と呼ばれ、きれいな六角形で大田道灌が江戸城の石垣に使ったそうです。亀の甲羅のようで、きっちりと隙間なく積めそうです。また爪木崎には昭和12年に設置され、ミスチルの「sign」のジャケットにも使用された灯台があります。

水仙の群生地でもあり、12月から2月は水仙まつりが行われているそうです。

ただ、さすがに南端なだけあって、若干残っていた水仙、アロエの花、すずらん、椿など、春の訪れを感じました。

今回も盛りだくさんな内容でした。この旅の酒は、富士錦酒造「純米吟醸 伊豆の香り」とサッポロビール「静岡麦酒」。残念ながら、伊豆にはあまり好みの日本酒はないかもしれません。まあ、食べ物は美味しいのでそれで良しとしましょう。

 

 

酒好 一男でした。