Anton Leather・ファッション デザイナー・2
鬼才・アントン・レザーの世界・作品

「鬼才・アントンレザーの世界」作品
多くの人からの問い合わせに、喜びを感じている。
レザーのファッションは、ある意味でステータスを感じる。
レザーの魅力は圧倒的な素材で作られているアントンの価値ある逸品にある。
「パイソンレザー」は種類によって、ファッションのスタイルに変化を感じる。使用しているレザーは、際立って繊細だからだ。
材料となる皮を見つけ出す作業は難しい、パイソンは自然な動物、ある意味、神の贈り物といわれているほどだ。
手元に届くには時間もかかるし取り扱い方も繊細さが必要だ。
特にアントンが使いたいと感じている皮は少ない。
手に入れて最初に革の性格を知ることから始める、柔らかく、軽く、そして、薄いことが第一の条件になる。勿論丈夫であることは当然だ。
アリゲーターは背中の部分を使っているデザイナー少ない、背中の部分は堅い、ましてや、アリゲーターによっては堅い処と柔らかい処の差が激しいことだ。その難しさは、アリゲーターをよく知るデザイナーでも難物だ。
その難しいアリゲーター、パイソンを使用してデザインをする能力をアントンは持っている。
最高で最終的な材料として判断ができる優れた才能があるからだ。
それらの材料がそろってから、アントン自身、染、デザイン、カッティング、裁断加工に入る。
デザインは際立ってシャープで新鮮なスタイルが生まれてくる。
実際、手に取ってみると、皮の鞣しから、カッティングまでの行為は、神経を張り詰めた、繊細感を覚えるほどだ。
ジャケット、パンツ、バッグ全て材料が揃っていれば、3、4日で作れる。


出来上がりのアイロンは不要だ
手にしたものだけが得られる優越感。
それが「アントン」作品のすべてだ。

今回選んだ作品は極めて見事だ。
“To be what we are, and to become what we are capable of becoming, is the only end of life.”
- Baruch Spinoza
私たちのものであり、私たちが成し遂げることができるものになることは、人生の唯一の終わりです。 -スピノザ
企画・提案・写真・大橋慶子(エンターテイメント・プロデューサー)
協力・参加・写真・テット・ワダ
企画制作・nagasawamagazine・編集部