NAGASAWA Magazine|ながさわマガジン

物造りに魅せられて      前田勝介

ガレット・ミュージアム    前田 勝介

誰もが一つは持っているアイテムがある。それは「ルイ・ヴィトン」だ。

手元を飾っている「ルイ・ヴィトン」のイニシャル『L・V』は親しみとエレガントが一体化し、オシャレのリーダーとして君臨している。

それほど「ルイ・ヴィトン」は多くの人たちのライフスタイルに欠かせないアイテムの一つになっているのだ。

ここに「ルイ・ヴィトン」をこよなく集めた一人の男がいる。工業デザイナー前田勝介さんだ。前田さんは「モノつくりの風雲児」と呼ばれる「ルイ・ヴィトン」に尽きぬ興味を抱いて、神奈川県南足柄に「ガレット・ミュージアム」をオープンさせた。彼は1800年代から作られた「ルイ・ヴィトン」の素晴らしさを「ガレット」の中で、静かに展開させている。

「ガレット」のパンフレットで前田さんはこう語っている。

「ガレットは、博物館のようであり、アンティークショップのようでもある。また、個人のライブラリーハウスでもあり、僕のアトリエでもあります」 箱根山足柄の山麓の一角にあるオシャレな建物は、ヨーロッパ時代の友人である建築家が、見事にマッチした建物を基本設計、内装は工業デザイナーでもある前田さん自身がデザイン設計を施している。

足柄の森にヨーロッパの息遣いが感じられる、このお洒落な館の中には、工業デザイナーである前田さんの、クリエイターズエッセンスが活かされている。

館の入り口のフロアー左に「ヴィトンinガレット」があり、右手にある階段を下りたラウンジは、前田ご夫妻の温かな「おもてなし」の舞台だ。

この館を訪れた人たちに、時には気ままに素敵なランチで歓迎してくれる。

大きな窓から注ぐ森林光がラウンジを照らす。

寛いだ時間を取りながら「ルイ・ヴィトン」物語を聞く。

あちこちに「ヴィトンの踊り子」たちのステージが来訪者の心を奪う。

年代を潜り抜けたヴィトンが自己主張を繰り広げているさまは、深い歴史を彷彿させられる。 さらに、ラウンジの奥に拡がるステージには「ルイ・ヴィトン」のミニチュアの世界が待ち受けている。

まさに、堂々のヴィトンを更に愛らしく感じ、全体を俯瞰できる見事なミニチュアが並ぶ。

作る喜びに人生をささげたヴィトンの職人たちが一針一針築き上げてきた本物の「ルイ・ヴィトン」を彷彿される小さな手作りミニチュアたちに目を奪われる。

ガラスケースに収まっている「ミニチュア・ヴィトン」は前田さんが創り上げた作品たちだ。

ご希望の方はご自身でminiトランク職人になって、作る事も出来る。

まさにパーフェクト。

そばのフロアーには前田勝介オリジナル作品の数々が「ルイ・ヴィトン」に負けじと並ぶ。また、そこには奥様手製の可愛く小さなオリジナル作品たちも、寄り添うように並んでいる。

それらの作品が静かにおしゃべりを繰り広げているさまは、「ルイ・ヴィトン」シャトウでの晩餐会のようだ。

さて一階の「ガレット」に足を運ぼう。

入口の左手にある「ガレット」内に足を一歩入れると、そこはもう、「ルイ・ヴィトン」の宝庫だ。

「ヴィトン旅行カバン&トランク」一つひとつに接するだけで「ガレット」に並ぶまでの手間と時間と愛情が理解できる。

「ルイ・ヴィトン」の凄さは、職人を育て、より完璧な製品を作る。後続者たちは時代を読み取り、品質の改良と養分の補給を怠らなかった。だから「ルイ・ヴィトン」は、いまも、全世界に拡がりを見せている。

時を超える「ルイ・ヴィトン」のエスプリ。

その代表格であるハードケース旅行カバンは、オートクチュールのような完全手作業から生まれる。その凄さは19世紀、20世紀とフランスが生んだ最大の旅文化でもある。

「ルイ・ヴィトン」の歴史を語るつもりはないが、創始者である「ルイ・ヴィトン」が生誕したのは200年前だ。

そして、現在の「ルイ・ヴィトン」まで脈々と、その職人気質と創意の伝承は受け継がれている。その中に潜む「ルイ・ヴィトン」エピソードを2017年1月号から館の主から語ってもらう。

館のあらゆる場所に価値ある数々の物語が生みこまれている「ルイ・ヴィトン」が展示され、その一つ一つに時代を語らせている。

オシャレで、華やかな過去の時代を、今の時代にその姿を復活させているのは見事だ。楽しく、豪華な「ヴィトン物語」は面白く、興味が尽きない。

数々の「ルイ・ヴィトン」の写真と、そのエピソードは凄いといいたい。

 

「nagasawamagazine・2017年1月号」からスタートです。

 

企画・取材・写真 「nagasawamagazine」編集部

資料・写真・提供  PrivateAntique Garret Collection・         

                            前田勝介 Museum Garret

         250-0117    神奈川県南足柄市塚原4811-19

                           Tel.0465-70-3033       090-6191-3005

 

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