マイケル・ブーブレ(Michael・Buble)
数年前、TSUTAYAで彼の歌を聴いた。
まだ、初々しい張りのある声で、ノリのある曲を聞いたのがマイケルとの出会いだった。
僕は、大のフランク・シナトラ、ファンだ。
ジャズファンでもあるが歌と言えば、フランク・シナトラが僕の心をリードしている
ことは間違いない。
勿論、トニー・ベネットもその範疇にはいるが、あくまでシナトラを抑えてトップを
とらえることはない。
しかし、TSUTAYAで聞いた、マイケル・ブーブレには何かがある、シナトラを超えるようなものが感じられる。
確かに僕の心をとらえたことは確かだ。
CDを即座に購入した、聞いた、僕の感性に響いた。
シナトラは確かにすごいし、彼を超えるジャズシンガーはもう現れないと今も思っている。
しかし、マイケル・ブーブレにはシナトラを超えられないが、何か引き付ける
魅力を備えている。
現在に生きる今の、ジャズシンガーだ。
しかし若い人たち中年のロックファン経験者たちには、なじめないだろう。
僕には古さと、新しさのスタンダードジャズを久々に聴いた楽しさ、そして嬉しさ、久さびさの4ビートの乗りを感じた。
家に戻りシナトラのCDを聞いたライブ録音だ、シナトラの代表的なCDだ。
1966年シナトラの最盛期、ラスヴェガス・ホテル・サンズでのコンサート録音、ライブだ。
この時期、シナトラはサンズホテルのオーナーとして、エンターティナーの頂点を極
めていた。
ライブでのバックバンドは、ジャズオーケストラとして最強ビックバンド・カウントベーシー・オーケストラだ。
アレンジャー・クインシー・ジョーンズ、プレイヤーは最高のメンバーで
構成されている。
ライブコンサートとしては、超が付くコンサートだ。
このCDは、その時のライブ録音だ、本当はLPに吹き込まれているのだが、その後、CDに入れ込んだ一枚。
勿論、僕はLPも持っている、最高のミキシングされたこの一枚は貴重だ。
僕のライブラリーの大切なLPとして保存している。
さて、
フランク・ライブコンサートの曲目もすごい。
出だしの曲は、UPテンポの“Come Fly With Me”からだ、シナトラはステージ構成がうまい、ジャズシンガーは、どうゆう曲目構成をするかで、ステージの雰囲気が変わる。
最高のシンガーほど、曲目構成がうまい、シナトラはその頂点だ。
このシナトラのCD(LP)の迫力は流石、録音技術も最高。
1966年いまから50年前のライブ録音としては超がつく技術だ。最高だろう。
シナトラのスインギーな歌は、もう、凄さを通り越して涙がでるほど感動的だ。
シナトラのことはいずれ、nagasawamagazineに登場する予定だ。
ブーブレに、話を戻すと、ブーブレの曲は、オリジナルとジャズ・スタンダードで構成されている。
非常に曲構成がうまく展開しているので、聞いてて聞く人の心をとらえる。
アレンジもとてもいい、彼のコンサートで、ピアノを担当している中国系ピアニストがアレンを担当している。
気持ちいい、音のバランスが良くてライトだ。
しかし、シナトラ、ブーブレを聞き比べると、シナトラの深いメロディーのバランスが優れているのがわかる。
しかし、ブーブレには若さと、勢いが感じられる。
ベテランの雰囲気さえもCDに備わっている。
現在、僕が持っている、マイケル・ブーブレ・アルバムは全部で7枚を数える。
そのほか、DVDを含めると結構な枚数だ、まだまだ、成長の過程だろう。
僕は、結構楽しんでいる。
アメリカの若手のジャズシンガーは少ない、ましてや、男性シンガーは極端にいないといってもいい、女性シンガーは、ソコソコ、いるのだが。
僕は、年代も1950年代からアメリカポップをエンジョイした一人だ。
多分、シナトラが歌っているジャズ・スタンダード曲を、若いマイケルが歌っているので、そこに、ある種の郷愁を感じてしまうのかも。
思い出などが曲にダブっているので、引き込まれているのかもしれないが、年代の方も若い人も、ぜひマイケル・ブーブレを聞いてほしい。
そこには違った音楽観を感じるはずだ。
手元にある、マイケル・ブーブレのCD,DVDを紹介しよう。
A “its time ”
B “crazy love ”
C “call me irresponsible”
D “to be loved”
E “come fly with me”(DVD・CD)
F “feve””let it snow”(DVD・CD)
G “meets Madison square garden”
H “buble Christmas”
マイケル・ブーブレの簡単なプロフィールを書いておく。
マイケル・ブーブレは、カナダ・ブリティッシュコロンビア州バーナビーで、1975年
9月9日誕生。
本名はマイケル・スティーヴン・ブーブレ。母方の祖父がイタリア出身のため、イタリアの市民権も持っている。妹は女優のクリスタル・ブーブレ。
姉に推薦されて歌手となる、現在も世界各地でコンサートをしている。
日本でのコンサートは未定?。
マイケル・ブーブレは、今一番聞きたいエンターティナーある。
Nagasawamagazine 編集長