アイ・ドクター覚堂の独り言 第三弾
「サウンドの魅力・B」


今、診療を終えて自室で「SINATRA AT THE SANDS WITH COUNT BASIE AND ORCHESTRA」を聴いている。
僕は、シナトラファンだ。
このCDは、20年ぐらい前にニューヨークで見つけた。
勿論、LPでは持っていたが、CDは持ってなかった。
僕の一番好きなアルバムかもしれない、1966年ライブでレコーディングされた一枚で、シナトラも気に入りの一枚だと聞いた。
ラスヴェガス・サンズホテルでお気に入りのカウントベーシーを従え、アレンジャー・QUINCY JONESだ。出だしはシナトラお気に入りのCome Fly With Meだ。いつ聴いても楽しい、そして、シナトラの偉大さを感じる。
何故、アイドクター平本覚堂「サウンドの魅力・3」でシナトラが出てくるのかと、不思議がるかもしれないが、このライブ録音を聴いていると、録音技術の凄さを感じてしまう。
1966年50年以上の前のライブ盤だ。
アメリカの録音技術の凄さをまた感じる。
7月号では、イヤホンの必要性を語ってもらった。8月号「サウンドの魅力・B」はプレイヤー、アンプを取り取り上げる。音の良いサウンドを楽のしむのためには、録音がよくなければ最高のサウンドは望めない。そのためには、録音機材ばかりか、サウンドを作り上げる技術者が絶対だ。「サウンドの魅力」を語る上で、音作りのの天才・ルディ・ヴァン・ゲルダーの名前は絶対だ、忘れてはいけない。
Soundの天才Rudy Van Gelderは、ジャズを楽しく、美しく、激しく、聴かせてくれるサウンド創りのプロだ。
アメリカ音楽、ジャズのレーベル、ブルーノート、インパルス、プレスティジ、りヴァ―サイド、サヴォイなどから発表されたジャズの名アルバムには、ミスター・ルディの名が刻まれていることでも分かる。
「音の天才・ルディ・ヴァン・ゲルダー」のことは、ジャズ・オーディオ評論家・寺島靖国氏(吉祥寺・ジャズライヴハウス・Megオーナー)がウエブで書いている。
その一部を紹介しよう
「50年代、60年代のジャズ・アルバムは、演奏スタイルだけでなく、録音されたアルバムのサウンド自体にも、強烈な個性があります。その時代の空気感を、現在に伝える、そのサウンドは、一人のレコーディング・エンジニアによって創り出されたと言っても過言ではありません。ルディ・ヴァン・ゲルダー、その人がすべてを創り出したのです。」
いま、ポータブルプレイアー・ハイレゾミュージックが盛んだ。
そして「どんなサウンド」が好きなのか、好みなのか、それによって組み合わせを考えてみることが必要だ。前にも述べたが“音楽“の適性を知ることから始めることだ。

「僕はサウンドを作ることが好きだ、だから、ハイレゾ音源について知ることは、絶対必要だと思っている。音質設計、機能性、操作感には特に気を配ります、現在日本にも多くのハイレゾプレイヤー存在しています。ソニー・ウォークマンNW-ZX2,NW-ZX1,NW-A16、FIILX1,アイバッソDX90J, Astell&Kern AK100,どれをとっても文句が付けられない、ハイレゾプレイヤーだと思います。しかし僕は、Astell&Kern AK240が特に好きで発売されるまで買うのを我慢してました、発売されてすぐに買いました。
ベンチャー・クラフト

JH Layla

現在、プレイヤーとして発売されている、AKシリーズはAK100が主流であったが、その後AK240がでて現在は強力なAK380も発売されています、しかし人気はやはり、AK240でしょう。
僕が今愛しているプレイヤーです。
Astell&Kern AK240はポケットに入るコンパクトサイズでDSDネィティブ再生及びバランス出力を搭載した、究極のハイレゾポータブルオーディオプレーヤーとして利用されています。
音質の要となるD/A変換には高性能なシーラス・ロジック製ハイエンドDAC-IC「CS4398」をL/R独立して1基ずつ、かつGNDもL/R独立させたデュアルDAC構成を採用していますしこれによって単独のポータブルオーディオプレーヤーとしては驚異的なクロストークとS/N比、ダイナミックレンジの拡大と低歪化を実現しています。
またその音を最大限ロスなくイヤホン・ヘッドホンへ伝達するディスクリート構成のアンプ部、更に通常の3.5㎜アンバランス出力端子に加え、デュアルDACの恩恵を最大化できる2.5㎜4極バランス出力端子も搭載しています。
アンバランス時2.1Vrms(L/R),バランス時で2.3Vrms(L/R)と高出力化も実現。
ポケットに入る究極の音質を可能にするべく徹底した音質性能を追求しています。
また操作画面部分には3.31型の高精細なAMOLED(アクティブマトリクス式有
機ELディスプレイ)を採用し操作には静電容量式タッチパネルが採用されています。液晶ディスプレイとは異なり自然光のため、バックライトによる不要なノイズ干渉を抑えかつ低消費電力、高い視認性と操作性を確保しております。
(ウエブ参照)
音楽を自分の好きなサウンドで聴く聞ことができる幸せを今感じてます。
次回、9月号では、
「Astell&Kern AK240」を、僕が使っての感想は次回で話します。
アイ・ドクター平本 覚堂
nagasawamagazune編集長・2015・8月1日・取材