NAGASAWA Magazine|ながさわマガジン

NY開放感溢れるアパートメント

歴史的価値あるニューリビングルーム

      「住まいの解放感をニューヨークで見た」

       歴史的価値あるニューリビングルーム

2019年を迎えるいま、目まぐるしく変化する都会に住む我々、少し拘りの住まいを考えてみてもいいのではないでしょうか。

家族との関係、季節に合わせての暮らし方、スタイリッシュな創造の空間、小さな、発想が生活を変えていく、住む人が今求めている住まいを、ニューヨークで見つけた。

古い建物と新しい建物が交差するニューヨーク。

歴史の温もり、それをさりげなく暮らしの中に取り入れているニューヨーカーたちのライフスタイルを探ってみた。

 

この数年でニューヨークの街の顔が変わってきた。

9・11というとてつもない大きな災害に見舞われてきたニューヨーク、多くの人たちはその災害を見事に乗り越えてきた。

トライベッカのハドソン川沿い、数年前までは女性一人で夜は歩くこともできなかった超危険区域だった。

それがどうだろう、ハイウエイも、サイクリングロードも、そして、人気のレストランなどニューヨークの新しい顔として人気のエリアに変貌した。

古びたビルの一室を買ったイギリス人・アンディはこのボロビルの4階204㎡の部屋を開放感溢れるリビング、ベットルーム、キッチンなど、見事にリニューアルした。

ニューヨーク生まれ、ニューヨーク育ちの奥様ナンシーとの素敵なロフトに新たな息が吹き込まれた。

太い梁、暖炉があるロフトには、イギリスのアンティークが沢山壁にかかり、家具や照明もなんとなく骨董市で見つけてきた優れものが何気なく置いてある。ナンシーは「骨董屋の中に住んでいるような雰囲気は嫌いだという、だから新しい雰囲気を感じる物を加えたの」楽しそうだ。

このビルは1891年に建てられたラウンドマークビル(重要文化財)。

部屋を囲む壁はレンガ、太い梁は貴重な木材なので綺麗に磨いて使っている。大きな広い中心の部屋はダイニング、キッチン、リビング、仕事場として使われている。

居心地のいいワンルームだ。

窓からは、ハドソン川が見渡せニューヨークの歴史の一端を感じる。

古い歴史を持つビルの中に存在する今のニューヨークだ。

 

「小粋なNYのワンルーム」

あの大きな災害を超えて若者たちは崩壊したビルに戻ってきた。

かってない事件が起きたニューヨークの姿、何か起こったかわからなかった。

ワールドトレードセンターから1ブロックに建つビルを再利用するという条件で、ニューヨーク市ではこの地域の再開発に最高1万5000ドルまでの家賃の補助を行った。

ニューヨークの若者たちを含む多くの愛するニューヨーカーたちが、挙ってこうした荒れたビルに戻ってきた。

自分たちでビルに新たな住居を構え各々洒落たルームを作り住み始めた。

ケンジとミッシュル、若い二人は狭い平米数を上手に利用した「小粋なワンルーム」を作った。

彼らは仕事を抱えながら、新しい生活を始めるにあたって自分たちが心地いい安らぎを覚える居場所をどう作るかを考えて結果として「ステューディオ」だけど機能的、そうして、そこに合うインテリアを選んだ。

企画・取材・nagasawamagazine・編集部