NAGASAWA Magazine|ながさわマガジン

深川ワイン・中本 徹

東京海洋大学・研究室・エンターテイメントワイン舞う

三年目を迎えた深川ワインのトリオ
三年目を迎えた深川ワインのトリオ

「自然体でワインと舞う中本 徹」

      深川ワインを二流に・・・

 

東京の下町深川で不思議な現象が起きている。

2016年6月、一人の男が深川にワインセラーを作り上げた。

葡萄畑も作れそうにない下町にワインの新しい人生をここに産み落とした。

深川中本ワインだ。

中本 徹はビジネスマンとして北京などの地で仕事をこなしていた、心の中では何か自分にできる事業を探りながら日本に戻った。

偶然友人の一人が深川でワインの仕事をしていた。なんとなく考えが浮かんだ。そうだ、深川ワインを造ってみよう。

一人の男と巡り合った、上野浩輔だ。

彼は、山梨大学工学部を出てワインの魅せられ、日本各地のワイナリーで仕事をし、そして学んできた。上野の夢は自分のワインを造ることだ。

中本は決めた。

よし、上野と人生を決めよう、深川ワインのスタートだ。

中本はウエブで深川ワインのコンセプトを、こう語っている。

「美味しいこと」「気軽に飲めるワイン」「参加して共にワインを創り上げる」「いつでもワインの出来上がりが見える」「ワクワクしながらワインを飲む」「地元直結のワイン」それが中本ワインのコンセプトだ。

さらに、深川の食べ物に似合った食べどころを作ろう。

それが、ワクワク、ドキドキ感を盛り上げた町づくりにつながる。

深川ワインの本質なのだ。

いま、年間五万リットルのワインを生み出している。

始めは、ワイン一万五千リットルの容量の発酵用タンク五本で年間二万五千リットルのワインを製造していたのに比べ、大きな進歩だ。

中本は、この成長に関して、「僕は営業などはしていません」と言い切る。

中本は、もともと、広告代理店で働き、営業の大切さを、イヤというほど、仕込まれてた、しかし、深川ワインでは、営業はしていないという。

多くの人に恵まれた、とも話す。

人との出会い、そして、中本のネットワークの凄さが、今日の深川ワインの成長に繋がっていった。

人間性、心の優しさ、人との付き合いの大切さが、中本には備わっている。

今、多くの仲間が深川ワインを支えている。

中本の夢は、尽きない。

深川ワインが、いづれ、日本を代表するワインになる日も、そう遠くはない。

しかし、中本は“まだ、三流、今は二流を目指している”という。

穏やかな言葉は,自信の裏付けだろうか、そうではない仕事に対しての優しかもしれない、笑顔が美しい。

 

Nagasawamagazine・

編集長・後記

 

本社を訪れた。

江東区越中島、東京海洋大学内にある本社は、ある意味「研究室」だ。

段ボールなどが山積して、通常のワイン会社のようなオシャレな本社ではない・社員たちが各々、自由に仕事をこなしている。

何かが先にあるのだろう、皆、生き生きとして張りきっている、多分楽しいのだ。そんな中に、中本 徹は、存在している。

笑顔がうれしい、僕とのインタビューに嬉しそうに答えてくれる。

毎日、幾つかのメディアのインタビューがある、そのすべてに、愛らしい笑顔が迎えている。

嬉しい取材でした。